南箕輪村の大芝高原森林づくり協議会に出席して、苦労して集められた資料を見て、なるほどと思ったことがあった。
これはローメン的な森林なのではないか。
大芝の林はみなに親しまれていて、けっこうヘビーユーザーもいる。しかし、その中でイベントをやってほしいというニーズは少ない。
ローメンと同じで、そこにローメンがあることは重要な一方で、味付けを上から定義されることは望まれていない。味付けは自分でやりたいのである。
だから、空間としての整備は、利用者による味付けが可能な状態で、しかも素材としては美味いという方向にもっていくためにおこなうことになるのではないか。あと調味料に相当するものも必要だろう。