20230729

 韓国映画をいくつか観ていると、笑いのポイントが違うのが面白い。アクション映画はスプラッタなほうがウケるのか、ずいぶん痛そうな描写があるのに、では全編ハードな感じでいくかというとそうでもなく、リアリティを失わせるようなコテコテのギャグをはさむ。緊張感が高まりっぱなしにならないようにするのが好まれるのかもしれない。

 「白頭山大噴火」(2019年)は、マ・ドンソクが出てくるのに暴れず、おとなしく火山学者をやっているという、変わったディザスター映画だった。そりゃそうか。この人がいつも殴る役ばかりでは映画の区別がつかなくなる。終盤までうまくやりおおせたのだから、最後まで知恵で乗り切ったほうが私は感動するのだけど、メロドラマ要素があったほうがウケるのか……これは日本映画でも同じか。

 「新感染」(2016年)は確かによい映画だったが、いまひとつな出来の「新感染半島」(2020年)も、1作目と同じことはやらないという点は感心した。

20230724

 食パンは、なんで裂きやすい方向が決まっているのか。焼くときに縦方向にグルテンが引き伸ばされるからだということなのだけど、ではぐるぐる回して焼けば異方性のないパンになるのだろうか。

 近所でツキノワグマの親子が目撃されたということで、警察車両が放送をして回っていた。庭で視界のはしに何か黒いものをとらえてギョッとした。ネコだった。

20230701

 雨が降り始めてきたが、なお草刈りを続けていたら、なにかの虫に刺された。事故は「あと少し」と欲をかいた最後の数分におこるという。しかしこれは本当だろうか。事故が発生すれば作業を中断するのだから、最後の数分間におこるのは当然である――とか考えつつ、やはり「ここで終わり」というときには終わるべきだと反省した。腫れている。

20230701

森林を統べる人のことを「森林カン」とよぶ。かつての王の呼称にならったもので、「官」は当て字である。「監」「汗」とも。

20230630

縄文ZINE編『土偶を読むを読む』(文学通信、2023)。「“わかりやすく大胆で一般の人の心をとらえるが、正しくない説”が出てきたときに、学問はどのように対応するか」というのは、考古学に限らない課題だ。