20240110

 『信濃毎日新聞』(1月10日付)に、千曲川の河川敷で「違法耕作」をしていたのは、満蒙開拓団の残留邦人やその家族らであったという記事が載っている(特集「鍬を握る 満蒙開拓からの問い」)。

 管理といっても草を刈り続けるだけの河川敷ならば、そこで耕作するなら樹林化を抑制できるだけ手間もかからず益というものである(小屋を建てるのは困るが)。利用したい人は利用できるように制度をつくればいいのではないかと思う。そうしたからといって河川敷が一帯 耕作されつくすというほど、みな農業に目覚めてもいまい。面積的にはたかがしれているはずだ。

 公園で子どもが騒ぐのもしかり、社会的弱者が利用できてこその公共の土地ではないか。