信州大学農学部 森林政策学研究室
信州大学農学部 森林・環境共生学コース 森林政策学研究室のホームページです。
書いている人:三木敦朗
最終更新:2024年7月12日
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研究室の紹介
 森林政策学研究室では、人間と森林との関わりに注目して研究しています。
 人間と森林との関わりは、木材などの生産はもちろん、日々の暮らしやレクレーションのための利用、二酸化炭素吸収や生物多様性の保全、災害の防止など、様々なものがあります。それらが現在うまくいっていないとしたら、それはなぜでしょうか。どのようにすればよくなるでしょうか。
 森林政策学研究室が扱うのは、そうした社会的問題です。問題の中身を調べ、提案をし、最終的には社会をよりよくしていくことを目指しています。
 森林政策学研究室で学ぶのは、(学界の名称でいえば)林業経済学という分野です。人間は、太古から森林を利用してきました。ときには収奪という形をとることもありました。こうした人間と森林との関わりは、資本主義社会のもとでは独特の形をとっています。森林を利用する動機が、個人や支配者のニーズから、利益の追求へと変わってくるためです。この資本主義社会という時代(人新世)の、人間と森林との関わりの歴史的な特殊性と、それによって生じている問題の解決方法を探るのが、林業経済学です。
 「森林政策」とは、国や都道府県・市町村がおこなうものだけではありません。人々が「森林をこのようにしたい」と思い、誰かと協力して実行しようとすることそのものです。あなた自身が、森林政策の担い手なのです。

【 こういう学生を求めています 】
 森林の問題は、それ単体で存在しているわけではなく、農山村の問題や、日本や世界の経済・社会の構造と関わっています。したがって、社会の諸問題に関心があり、それを理解するために、書籍での学習ができる(そのような心構えがある)人、そして問題の解決のために行動しようとする人を求めています。
 森林・林業に関することはもちろん、他の分野についても学習をする人、眼前の様々なものごとについて「なぜそうなっているのか」という問いを持つ人を評価します。
研究室のようす
現地見学のようす 専攻研究(卒業論文にむけた研究)ではもちろん、それ以外の機会にも森林・林業に関係する現場の見学をしています。
ゼミのようす 地域で農林関連事業をおこなう人たちから、事業の課題をうかがい、学生がその解決のヒントとなりそうな研究を調べて考察し、報告して意見をいただくというゼミをしています。大学の隣にある伊那市産学官連携拠点施設 inadani seesの協力を得て実施しています。
地域活動のようす 研究を通じて交流した地域での活動にもボランティアとして参加し、そこから農山村のリアルな現状を学んでいます。
学生の研究
【2023年度】
【2022年度】
【2021年度】
【2020年度】
卒業生の進路(過去5年間)
読みものなど
林業経済学・森林政策学に関する簡単な本(リスト)
森林・環境共生学に関連しそうな本を読んで適当に紹介するコーナー
森林・環境共生学について話したこと
教員 三木敦朗(みき あつろう):助教
顔 メール:mikia26【あっと】shinshu-u.ac.jp
略歴:1978年滋賀県生まれ。博士(農学)。信州大学農学部、岐阜大学連合農学研究科を卒業後、(公財)政治経済研究所、岩手大学を経て現職(信州大学学術研究院農学系 助教)。
研究内容の詳細 日誌 Instagram X

【 社会的な関わり 】

 下記のような業務をさせたい場合は ご一報ください。森林政策・林業経済分野に関係のある内容でしたら、基本的にお引き受けします。委嘱手続きについては、こちらを参照してください。

【 主な著作 】

本の表紙森林と時間:森をめぐる地域の社会史
山本伸幸編、新泉社、2024年
第1章「山造りに出会った人びと――島﨑洋路と森林塾」を執筆。
本の表紙森林を育てる理由、伐る理由
東京林業研究会編、咏林堂、2024年
「総理のためのスギ増伐」を執筆。
本の表紙主伐期における林業機械化の課題とこれからの森づくり
東京林業研究会編、咏林堂、2023年
「関わる人を増やす林業技術」「対談 AIと林業経済学分野の教育」を執筆・担当。
本の表紙地域森林管理の長期持続性:欧州・日本の100年から読み解く未来
志賀和人・山本伸幸・早舩真智・平野悠一郎編、日本林業調査会、2023年
第2章8節「古絵図管理にみる地域意識:諏訪・上伊那の財産区・生産森林組合」を執筆。
本の表紙テーマで探究 世界の食・農林漁業・環境 (3) ほんとうのエコシステムってなに?
二平章・佐藤宣子編、農山漁村文化協会、2023年
「林業の歴史」項を執筆。
本の表紙東アジアのグローバル地域経済学:日韓台中の農村と都市
加藤光一・大泉英次編、大月書店、2022年
第9章「テレワーク化・気候危機と森林共生社会」を執筆。
本の表紙時代はさらに資本論:資本主義の終わりのはじまり
基礎経済科学研究所編、昭和堂、2021年
第11章「資本に呑み込まれる農業:地代論の可能性」を執筆(加藤光一と共著)。
本の表紙森林学の百科事典
日本森林学会編、丸善、2021年
「政策と法制度」項を執筆。
本の表紙教えて!信州からの防災学
信州大学地域防災減災センター、信濃毎日新聞社、2020年
「調理や暖房確保 非常時に有効まきストック」項を執筆。

【 研究中の主なテーマ 】
〒399-4598 長野県上伊那郡南箕輪村8304信州大学農学部森林政策学研究室
(研究室はB棟2階にあります)
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